top of page

リニアフィーダとは?|パーツフィーダから次工程へ安定供給する仕組み

surago8
6 日前
読了時間: 5分

パーツフィーダで部品を整列できても、そこから次の工程までどうやって運ぶのか。

そこで重要になるのが、リニアフィーダです。

製造現場では、パーツフィーダのボウル内で部品を整列させ、その後にリニアフィーダを使って一定の方向へ搬送する構成がよく検討されます。

今回は、パーツフィーダと組み合わせて使用されるリニアフィーダについて、役割や選定時のポイントを分かりやすくご紹介します。


リニアフィーダとは?

リニアフィーダは、部品を直線方向へ搬送するための部品供給装置です。

パーツフィーダのボウルから出てきた部品を、次工程へ向けて一定の方向に搬送する役割を持ちます。

例えば、

ボウルフィーダ↓リニアフィーダ↓エスケープユニット↓組立・加工工程

というように、複数の装置を組み合わせて部品供給システムを構成することがあります。

パーツフィーダには、部品を整列させるだけでなく、その後の搬送まで含めて検討することが重要です。

BBFも製品カテゴリーとして「Vibratory Linear Drives」を掲載しており、ボウルフィーダだけでなく、リニアフィーダを含めた部品供給設備を扱っています。


なぜパーツフィーダだけでは足りないの?

パーツフィーダのボウルから整列した部品が出てきても、すぐ目の前に次工程があるとは限りません。

設備のレイアウトによっては、

  • 次工程まで距離がある

  • 一定量の部品を一時的に並べたい

  • エスケープユニットまで部品を搬送したい

  • ロボットが取りやすい位置まで送りたい

といったケースがあります。

そこでリニアフィーダを組み合わせることで、整列した部品を次工程へ安定して搬送することができます。

つまり、パーツフィーダが**「部品を整列させる」役割だとすれば、リニアフィーダは「整列した部品を次へ運ぶ」**役割を担う設備の一つです。

パーツフィーダそのものの役割や特徴については、こちらの記事でも詳しく解説しています。


リニアフィーダを選ぶときのポイント

1.搬送するワーク

まず確認したいのが、実際に搬送するワークです。

ネジ、ボルト、ワッシャー、金属加工部品、樹脂部品など、ワークによって搬送時の状態は変わります。

特に、

  • 大きさ

  • 重量

  • 形状

  • 材質

  • 表面状態

  • 傷の付きやすさ

などを確認することが重要です。

同じサイズの部品であっても、形状や材質によって適した搬送条件が変わる場合があります。

そのため、リニアフィーダを選定するときは、実際に搬送するワークの情報を整理しておくことが大切です。

2.必要な供給量

「1分間に何個必要なのか」も重要な条件です。

パーツフィーダの供給能力だけでなく、リニアフィーダを含めたシステム全体で、必要な供給量を確保できるかを考える必要があります。

単純に「速く搬送する」ことだけを目標にするのではなく、必要な数量を安定して供給できることが重要です。

3.設置スペース

リニアフィーダは直線方向に部品を搬送するため、設備のレイアウトも重要になります。

パーツフィーダの出口から次工程までの距離や、高さ、周辺設備との干渉などを事前に確認しておく必要があります。

特に既存ラインへ後から導入する場合は、設置スペースを早い段階で確認しておくと安心です。

4.次工程との接続

リニアフィーダ単体だけを見るのではなく、その先に何があるのかも重要です。

例えば、

リニアフィーダ → エスケープユニット

なのか、

リニアフィーダ → ロボット

なのか、

リニアフィーダ → 組立装置

なのかによって、必要な搬送条件も変わります。

部品供給装置は、それぞれを単独で考えるよりも、前後の設備まで含めて考えることが大切です。


パーツフィーダ+リニアフィーダという考え方

パーツフィーダによって部品を整列させ、リニアフィーダで次工程へ搬送する。

この組み合わせは、部品供給を自動化するうえで重要な考え方の一つです。

さらにホッパやエスケープユニット、コンベヤなどを組み合わせることで、ワークの投入から次工程への受け渡しまで、より一連の自動化を検討できます。

BBFの製品構成にも、振動ボウルフィーダ、リニアフィーダ、ホッパ、エレベーターコンベヤーなどが掲載されています。

製造現場では、単に一つの装置を導入するのではなく、パーツフィーダを中心に、前後の設備を含めた部品供給システムとして考えることが重要です。


「この部品はどう送ればいい?」から考える

部品供給の自動化では、最初から「この装置を入れる」と決めるより、

どんな部品をどんな姿勢で何個必要でどこまで運ぶのか

を整理することが重要です。

その条件によって、パーツフィーダ、リニアフィーダ、ステップフィーダ、遠心フィーダなど、検討する方式が変わる場合があります。

例えば、部品の形状や供給量、設置スペースによっては、リニアフィーダ以外の方式が適しているケースもあります。

そのため、部品供給装置を選定するときは、装置単体ではなく、ワーク・供給量・工程・設備レイアウトをまとめて検討することが大切です。


パーツフィーダ・部品供給装置の導入をお考えなら

「今使っている設備にリニアフィーダを追加したい」

「パーツフィーダから次工程まで安定して搬送したい」

「部品供給を一から自動化したい」

そんな場合は、まずワークと工程を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。

株式会社SYncleは、BBF正規代理店として、パーツフィーダ・リニアフィーダなどの部品供給設備をはじめ、製造現場の自動化・省人化に向けたご提案を行っています。

部品の形状や供給量、設置スペースなどを確認しながら、用途に合わせた部品供給設備をご提案します。

パーツフィーダや部品供給装置についてお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

コメント


bottom of page