フレキシブルフィーダーとは?|多品種の部品供給を支える新しい選択肢

製造現場で部品供給を自動化するとき、
「部品の種類が多い」「製品変更が多い」「同じ設備で複数のワークを扱いたい」
といった課題が出てくることがあります。
これまでパーツフィーダといえば、振動ボウルフィーダを使って部品を整列させる方法が代表的でした。
一方で、製品の多品種化や自動化の進展に伴い、フレキシブルフィーダーという選択肢も検討されるようになっています。
今回は、フレキシブルフィーダーとはどのような部品供給方式なのか、パーツフィーダとの違いや、どのような工程で検討しやすいのかをご紹介します。
フレキシブルフィーダーとは?
フレキシブルフィーダーは、部品供給を自動化するための方式の一つです。
カメラなどの画像認識とロボットによるピッキングを組み合わせ、バラバラに供給された部品の中から必要なワークを取り出して、次工程へ搬送する構成が考えられます。
従来のパーツフィーダとは異なる方法で部品供給を自動化できるため、多品種のワークを扱う製造現場などで検討されるケースがあります。
BBFも、製品・サービスの取り扱いとして「Flexible Feeder」を掲載しており、振動ボウルフィーダ、ステップフィーダ、遠心フィーダ、リニアフィーダなどとともに部品供給設備を展開しています。
パーツフィーダとの違いは?
フレキシブルフィーダーを理解するうえで、従来から使われているパーツフィーダとの違いを知っておくことが重要です。
パーツフィーダについて詳しく知りたい方は、まずこちらの記事も参考にしてください。
パーツフィーダでは、振動などを利用してワークを搬送しながら、必要な姿勢に整列させて次工程へ供給します。
一方、フレキシブルフィーダーでは、画像認識やロボットなどを組み合わせて、ワークを認識しながらピッキングする構成が考えられます。
そのため、どちらが適しているかは装置そのものではなく、
ワークの形状
部品の種類
必要な供給量
必要な姿勢
品種変更の頻度
次工程との接続
などを確認して判断することが重要です。
どんな部品・工程で検討される?
フレキシブルフィーダーは、特に多品種の部品を扱う工程で検討しやすい方式の一つです。
例えば、
複数種類の樹脂部品
小型の金属部品
形状が異なる複数のワーク
製品変更が多い部品
ロボットで取り出したい部品
などが考えられます。
ただし、すべての部品にフレキシブルフィーダーが適しているわけではありません。
大量生産する単一部品などでは、ワークに合わせて設計したパーツフィーダの方が工程に適する場合もあります。
重要なのは、「多品種だからフレキシブルフィーダー」と決めつけないことです。
パーツフィーダが向いているケース
例えば、同じ部品を大量かつ安定して供給したい場合。
部品の形状や供給姿勢がある程度決まっていて、同じ工程を継続して動かすのであれば、パーツフィーダを中心とした部品供給システムを検討できます。
パーツフィーダでは、ワークに合わせて搬送面や選別部分などを設計し、必要な姿勢に整列させます。
BBFも、ネジ・ボルト・ナット・Oリング・ワッシャー・金属部品・樹脂部品など、さまざまなワーク向けの振動ボウルフィーダを掲載しています。
フレキシブルフィーダーを検討しやすいケース
一方で、
「製品の種類が多い」「部品の切り替えが多い」「同じ設備で複数のワークを扱いたい」
という工程では、フレキシブルフィーダーを含めて検討する価値があります。
画像認識やロボットと組み合わせることで、部品を認識して必要なワークを取り出し、次工程へ受け渡す自動化を構成できます。
そのため、従来の「部品を一定の姿勢に整列させて送る」という方法とは違った自動化を検討できます。
「多品種=フレキシブル」とは限らない
ここは、部品供給を検討するときに重要なポイントです。
例えば、
1種類の部品を大量に安定供給する
のであれば、パーツフィーダが適している場合があります。
一方、
複数種類の部品を切り替えながら供給する
のであれば、フレキシブルフィーダーを含めた検討が必要になる場合があります。
つまり、
装置から選ぶのではなく、工程から考える。
これが部品供給を自動化するときの重要な考え方です。
パーツフィーダ以外の方式も検討する
部品供給には、振動ボウルフィーダだけでなく、さまざまな方式があります。
これまでSYncleのブログでも、
遠心フィーダー
ステップフィーダー
リニアフィーダ
ホッパ
エスケープユニット
などについてご紹介してきました。
ワークによっては、複数の設備を組み合わせて部品供給システムを構成することもあります。
例えば、
ホッパ↓パーツフィーダ↓リニアフィーダ↓エスケープユニット↓次工程
というように、それぞれの役割を組み合わせることで、安定した部品供給を検討できます。
部品供給は「装置」ではなく「工程」で考える
パーツフィーダでもフレキシブルフィーダーでも、重要なのは装置単体ではありません。
どんな部品を使うのか。
どのくらいの数量が必要なのか。
どの向きで供給するのか。
次工程ではどのように受け取るのか。
こうした条件を整理したうえで、適した部品供給方式を検討することが重要です。
「この部品は自動供給できる?」
「パーツフィーダ以外の方法もある?」
「今の設備に組み込める?」
そんな疑問があれば、まずはワークや現在の工程についてご相談ください。
株式会社SYncleは、BBF正規代理店として、パーツフィーダをはじめとした部品供給装置や自動化設備をご提案しています。
ワークや製造工程に合わせて、部品供給・自動化の方法を一緒に検討します。



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