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ステップフィーダーが向いている部品とは?|パーツフィーダとの違いと選定ポイント

surago8
9月23日
読了時間: 5分

製造現場で部品供給を自動化するとき、一般的にはパーツフィーダや振動ボウルフィーダーが思い浮かぶかもしれません。

しかし、部品によっては振動ボウルフィーダーだけでは安定した供給が難しいケースがあります。

そのような場合に選択肢の一つとなるのが「ステップフィーダー」です。

ステップフィーダーは、段状のプレートなどを利用してワークを持ち上げながら搬送する部品供給装置です。

今回は、ステップフィーダーの基本的な仕組みと、どのような部品の供給に向いているのかを解説します。


ステップフィーダーとは?

ステップフィーダーは、複数の段状のプレートを動かし、ホッパなどに投入されたワークを少しずつ上へ搬送していく方式の部品供給装置です。

BBFでも「Step Feeder」を製品カテゴリーとして展開しており、金属部品や長尺部品などの供給事例が掲載されています。

一般的な振動ボウルフィーダーのようにボウルを振動させながらワークを搬送するのではなく、ステップを利用してワークを持ち上げていく点が大きな特徴です。


どんな部品に向いている?

ステップフィーダーは、特に次のような部品で検討されます。

1.長い部品

ネジ、ボルト、ピン、シャフトなど、長さのある部品では、ワーク同士が絡んだり、重なったりすることがあります。

ステップフィーダーでは、段差を利用してワークを持ち上げながら搬送するため、こうした部品の供給方法として検討できます。

2.絡まりやすい部品

ワーク同士が引っ掛かりやすかったり、重なりやすかったりする部品では、安定した供給が難しくなる場合があります。

ステップによってワークを少しずつ取り上げる方式は、こうした部品の供給方法を検討するときの選択肢になります。

3.傷を抑えたい部品

部品の表面に傷を付けたくない場合、搬送中のワーク同士の接触や装置との接触についても考える必要があります。

BBFのステップフィーダーに関する情報でも、振動ボウルフィーダーとは異なる方式として、部品への負荷を抑えたい用途などが紹介されています。

ただし、実際の傷の発生状況はワークの材質や形状、搬送条件によって変わるため、実物での確認が重要です。

4.大きさや形状に特徴がある部品

すべての部品が同じように供給できるわけではありません。

細長い部品、平たい部品、特殊な形状の部品などは、一般的な振動ボウルフィーダーでは整列条件が難しくなる場合があります。

このような場合には、ステップフィーダーを含めて複数の方式を比較することが重要です。


振動ボウルフィーダーとの違い

振動ボウルフィーダーは、ボウル内のワークを振動によって搬送し、専用のレールや選別機構によって向きを整えていきます。

一方、ステップフィーダーは段状のプレートを上下などに動かし、ワークを段階的に持ち上げて搬送します。

そのため、同じ「部品を自動で整列・供給する装置」でも、ワークの動かし方が異なります。

どちらが適しているかは、

  • ワークの形状

  • 長さ

  • 重量

  • 材質

  • 表面状態

  • 必要な供給速度

  • ワーク同士の絡まりやすさ

  • 次工程との接続方法

などを確認して判断することが重要です。


ステップフィーダーだけで完結するとは限らない

部品供給を自動化するときは、フィーダー単体だけを見るのではなく、供給システム全体で考えることが大切です。

例えば、

ホッパ↓ステップフィーダー↓リニアフィーダー↓エスケープユニット↓組立・加工工程

というように、複数の装置を組み合わせることで、ワークの貯蔵から搬送、整列、次工程への受け渡しまでを自動化できます。

BBFも、ステップフィーダーだけでなく、振動ボウルフィーダー、遠心フィーダー、リニアフィーダー、ホッパ、エレベーターコンベヤーなど、部品供給に関連する設備を展開しています。


実物テストが重要

ステップフィーダーが適しているかどうかを判断するとき、最も重要なのが実際のワークによる確認です。

カタログだけでは、

「きれいに整列するか」

「必要な速度で供給できるか」

「ワークが絡まらないか」

「傷が発生しないか」

といった実際の供給状態までは判断できません。

特に特殊形状の部品や、傷を避けたい部品の場合は、実物テストを行ったうえで設備を選定することが重要です。


パーツフィーダは「部品に合わせて選ぶ」

部品供給装置は、装置の種類を先に決めるのではなく、まずワークを確認することが大切です。

「今まで振動ボウルフィーダーを使っていたから、今回も同じ方式」

と決めるのではなく、

ワークに適した供給方式は何か?

という視点から検討することで、より安定した自動供給につながります。

ステップフィーダー、振動ボウルフィーダー、遠心フィーダーなど、それぞれに特徴があります。


まとめ

ステップフィーダーは、段状のプレートを利用してワークを持ち上げながら搬送する部品供給装置です。

特に、長尺部品や絡まりやすい部品、特殊形状の部品などでは、振動ボウルフィーダーとは異なる選択肢として検討できます。

ただし、最適な方式はワークによって変わります。

そのため、部品の形状・材質・大きさ・重量・必要な供給速度などを確認し、実物テストを行いながら設備を選定することが重要です。

株式会社SYncleでは、BBF正規代理店として、パーツフィーダをはじめとした部品供給装置について、ワークや生産工程に合わせたご提案を行っています。

「この部品は自動供給できる?」

「振動ボウルフィーダーとステップフィーダーのどちらが合っている?」

といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。

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