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パーツフィーダの供給速度はどう決まる?|安定供給のポイント

surago8
9月16日
読了時間: 4分

製造現場でパーツフィーダを導入するとき、「1分間に何個供給できるのか」という供給速度は重要なポイントです。

しかし、パーツフィーダは単純に振動を強くすれば、供給速度を上げられるというものではありません。

部品の形状や大きさ、材質、必要な供給姿勢、後工程のサイクルなど、さまざまな条件を考慮して、安定して供給できる速度を決める必要があります。

今回は、パーツフィーダの供給速度を考えるときに確認したいポイントをご紹介します。


パーツフィーダの「供給速度」とは?

パーツフィーダの供給速度とは、一定時間内に次工程へ送り出せる部品の数量のことです。

例えば、

  • 1分間に30個

  • 1分間に60個

  • 1分間に100個

など、製造ラインで必要となる生産能力に合わせて設定します。

ただし、「速ければ良い」というわけではありません。

重要なのは、必要な数量を安定して供給できることです。


供給速度は部品によって変わる

パーツフィーダでは、供給する部品によって適した速度が変わります。

例えば、比較的シンプルな形状の部品であれば、安定して整列させやすい場合があります。

一方で、

  • 細長い部品

  • 絡みやすい部品

  • 重なりやすい部品

  • 表裏や向きの判別が難しい部品

  • 傷が付きやすい部品

などは、単純に速度を上げると供給が不安定になることがあります。

そのため、部品の形状や特性を確認したうえで、適切な供給条件を検討することが大切です。


速すぎると「チョコ停」の原因になることも

「生産量を増やしたいから、できるだけ速く供給したい」と考えることは自然です。

しかし、供給速度を上げすぎることで、部品が重なったり、詰まったり、姿勢が崩れたりするケースがあります。

その結果、パーツフィーダが停止し、作業者が復旧するということになれば、かえって生産効率が下がってしまいます。

パーツフィーダでは、最大速度よりも安定して動き続けられる速度を考えることが重要です。


後工程とのバランスも重要

パーツフィーダ単体の速度だけを考えてはいけません。

例えば、後工程の設備が1分間に50個しか処理できない場合、パーツフィーダから100個供給しても、そのままでは余剰になってしまいます。

そのため、

パーツフィーダ → リニアフィーダ → 組立・検査装置

など、設備全体の処理能力を考えて供給速度を設定する必要があります。

前後工程との受け渡しやレイアウトも、安定した部品供給には重要な要素です。


必要な供給速度を最初に整理する

パーツフィーダを検討するときは、まず製造現場で必要となる数量を整理してみましょう。

例えば、

「1分間に40個必要」

「1時間に2,000個生産したい」

といった具体的な数字があると、必要な供給能力を検討しやすくなります。

さらに、

  • 部品の形状

  • 部品の材質

  • 部品の大きさ

  • 必要な供給姿勢

  • 後工程の処理能力

  • 設備の設置スペース

などを確認することで、より現場に合ったパーツフィーダを選定できます。


実際の部品で確認することも重要

図面だけでは判断が難しい場合は、実際に使用する部品を使ってテストすることも有効です。

実物を使うことで、

  • どの程度安定して整列できるか

  • 必要な供給速度を確保できるか

  • 部品が詰まらないか

  • 傷や打痕が発生しないか

  • 次工程へスムーズに受け渡せるか

などを確認できます。

パーツフィーダの設計・選定では、実際のワークを使ったテストを行い、整列姿勢や供給能力を確認することが重要とされています。


「速さ」より「安定性」を考える

パーツフィーダの導入では、「何個供給できるか」だけを見るのではなく、

必要な数量を、安定して、継続的に供給できるか

という視点が重要です。

供給速度を無理に上げるよりも、チョコ停や詰まりを抑え、後工程とバランスの取れた供給を実現することが、製造ライン全体の安定につながります。


SYncleではパーツフィーダのご相談に対応しています

株式会社SYncleでは、パーツフィーダをはじめとする部品供給装置について、製造現場の条件に合わせたご相談を承っています。

「必要な供給能力が分からない」

「今使っているパーツフィーダの供給が安定しない」

「自動化したいけれど、どのような設備が必要か分からない」

といった場合も、まずはお気軽にご相談ください。

実際に使用する部品や生産条件を確認しながら、製造現場に適した部品供給・自動化を一緒に検討していきます。



まとめ

パーツフィーダの供給速度は、単純に「速ければ良い」というものではありません。

部品の形状や材質、必要な供給姿勢、後工程の処理能力などを考慮し、安定して供給できる速度を設定することが重要です。

パーツフィーダによる自動化・省人化を検討する際は、必要な供給数量を整理し、実際の部品を使ったテストなども行いながら、製造現場に合った設備を選定することをおすすめします。

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