top of page

パーツフィーダの騒音対策|作業環境を改善するためのポイント

surago8
9月19日
読了時間: 4分

製造現場でパーツフィーダを使用していると、「動作音が気になる」「金属部品がぶつかる音が大きい」「作業員との会話がしづらい」といった騒音に関する悩みが出てくることがあります。

パーツフィーダは部品を自動で整列・供給することで、製造工程の自動化や省人化に役立つ一方、振動や部品同士の接触によって音が発生する場合があります。

今回は、パーツフィーダの騒音対策について、導入時や既存設備の改善時に確認したいポイントをご紹介します。


パーツフィーダで音が発生する主な原因

パーツフィーダの音は、単純に「振動しているから」というだけではありません。

例えば、ボウル内に投入された金属部品同士が接触したり、部品がボウルに落下したりすることで、接触音や衝撃音が発生することがあります。

また、パーツフィーダ本体の振動が周辺設備や架台に伝わることで、設備全体から音が発生するケースもあります。

そのため、騒音対策を考える場合には、どこから音が発生しているのかを確認することが重要です。


対策① ボウル内部の表面処理を検討する

金属部品などを大量に投入する場合、部品同士がぶつかる音や、部品がボウルに接触する音が大きくなることがあります。

こうした場合には、ボウル内部に衝撃を吸収する素材を使用するなど、ワークの特性に合わせた表面処理を検討する方法があります。

実際に、パーツフィーダではワークの材質や形状に応じて、ボウル内面の処理を変更する事例があります。

ただし、表面処理は騒音だけでなく、部品の搬送性や整列性にも関係するため、ワークに合わせた選定が必要です。


対策② 防音カバー・防音パネルを検討する

パーツフィーダそのものを変更するのではなく、周囲を防音カバーや防音パネルで囲う方法もあります。

特に既存設備を継続して使用したい場合には、設備本体を大きく変更せずに作業環境を改善できる可能性があります。

ただし、防音カバーを設置する場合は、

  • 部品の投入方法

  • 部品の排出経路

  • メンテナンス性

  • 清掃のしやすさ

  • 熱や空気のこもり

  • センサーなどの確認性

なども同時に考える必要があります。

「囲えば良い」という単純な話ではなく、設備を止めずに作業・メンテナンスできる構造にすることが重要です。


対策③ 部品の落下・接触を減らす

騒音の原因が、部品を投入するときの落下音や部品同士の衝突音である場合があります。

この場合は、投入方法やシュートなどを見直すことで、音を抑えられる可能性があります。

パーツフィーダの騒音対策では、本体だけを見るのではなく、

「部品がどこから入り、どこを通って、どこへ出ていくのか」

という部品の流れ全体を見ることが大切です。


対策④ 振動そのものを確認する

パーツフィーダは振動を利用して部品を整列・搬送する装置です。

そのため、適切な振動調整も安定した供給には重要です。

必要以上に振動を強くすることが、必ずしも供給能力の向上につながるわけではありません。

部品の材質、形状、重量、表面状態などによって適切な条件は変わるため、「もっと速く動かしたいから振動を強くする」という考え方だけではなく、部品に合った条件を検討することが重要です。


騒音対策は「音」だけで考えない

パーツフィーダの騒音対策を考えるとき、音を小さくすることだけを目的にしてしまうと、部品の供給能力やメンテナンス性に影響する場合があります。

そのため、

騒音・供給能力・部品へのダメージ・メンテナンス性

を総合的に考えることが大切です。

実際の製造現場では、防音パネルの強化や部品投入方法の変更などによって、騒音を大きく低減した事例もあります。

また、振動式とは異なる方式を採用することで、低騒音化やワークへのダメージ低減を図る考え方もあります。


既存のパーツフィーダも見直せます

「今使っているパーツフィーダの音が気になる」

「設備を入れ替えるほどではないが、作業環境を改善したい」

「部品の供給能力を維持しながら騒音を抑えたい」

このような場合は、パーツフィーダ本体だけでなく、ボウル、表面処理、投入方法、防音対策、振動条件などを含めて確認することが重要です。

SYncleでは、パーツフィーダ・部品供給装置をはじめ、製造現場の自動化や省人化に関するご相談に対応しています。

「音が気になる」という小さな困りごとからでも、設備改善につながる場合があります。

パーツフィーダの新規導入だけでなく、既存設備の見直しや部品供給に関するご相談も、お気軽にお問い合わせください。

株式会社SYncleパーツフィーダ・部品供給装置・製造業の自動化をサポートします。


コメント


bottom of page