遠心フィーダーとは?|パーツフィーダとの違いと選定ポイント

その中でも、一般的な振動ボウルフィーダーとは異なる方式として注目されているのが「遠心フィーダー」です。
「パーツフィーダを検討しているけれど、振動ボウルフィーダーと遠心フィーダーのどちらが合っているのか分からない」
このような場合には、部品の形状や材質、必要な供給量、設置環境などを考慮して選定することが重要です。
今回は、遠心フィーダーの基本的な仕組みと、振動ボウルフィーダーとの違いについて分かりやすく解説します。
遠心フィーダーとは?
遠心フィーダーは、回転するディスクなどを利用してワークを外周方向へ移動させ、整列・供給する方式の部品供給装置です。
BBFでは、振動ボウルフィーダーだけでなく、遠心フィーダーも製品ラインアップの一つとして取り扱っています。
部品を自動的に整列させ、一定の向きや位置で次工程へ送り出すという点では、振動ボウルフィーダーと共通しています。
一方で、ワークの動かし方や装置構造が異なるため、部品によって適した方式を検討する必要があります。
振動ボウルフィーダーとの違い
一般的な振動ボウルフィーダーは、ボウルを振動させることでワークを搬送しながら、専用のレールや選別機構によって部品の向きを整えていきます。
一方、遠心フィーダーは回転運動を利用してワークを外周方向へ移動させます。
そのため、
ワークの形状
ワークの材質
ワーク同士の接触
必要な供給量
必要な供給速度
部品の傷やすれへの配慮
設置スペース
後工程との接続方法
などを確認したうえで、適切な方式を検討することが大切です。
「振動式だから良い」「遠心式だから良い」と単純に決めるのではなく、実際のワークに合わせて考えることがポイントです。
どのような部品に使える?
遠心フィーダーを含む部品供給装置では、金属部品だけでなく、樹脂やゴムなど、さまざまなワークへの対応が検討されます。
BBFの製品情報でも、ネジ、ナット、ボルト、Oリング、ガスケット、ワッシャー、金属部品、樹脂部品、ゴム・シリコン部品など、さまざまなワークに対応する製品が紹介されています。
ただし、同じ材質でも形状や大きさ、重量、表面状態によって供給条件は変わります。
そのため、装置を選ぶときには「材質」だけでなく、実際のワークそのものを確認することが重要です。
遠心フィーダーを検討するときのポイント
遠心フィーダーを導入する場合は、次のような点を確認しておくとよいでしょう。
1.ワークの形状
丸形、リング形状、薄型、長尺など、ワークの形状によって搬送のしやすさは変わります。
特に特殊形状の部品では、単純に装置のカタログスペックだけで判断せず、実物でのテストを行うことが重要です。
2.必要な供給量
1分間に何個必要なのか、どの程度の連続運転を想定しているのかを確認します。
必要な供給能力が決まれば、フィーダーだけでなく、リニアフィーダーやホッパなどを含めた供給システム全体を検討できます。
3.部品への傷
金属部品や外観品質が重視される部品では、搬送中の接触や落下による傷にも注意が必要です。
ワークに合わせた搬送面や選別方法などを検討することで、より安定した部品供給につなげられます。
4.後工程との接続
フィーダー単体だけではなく、その先にどのような設備が接続されるのかも重要です。
リニアフィーダー、エスケープユニット、コンベヤー、ロボットなど、後工程に合わせて供給方法を設計します。
5.実物テスト
最終的な選定では、実際に使用するワークでテストすることをおすすめします。
ワークが実際にどのように動くのか、整列できるのか、必要な速度で安定して供給できるのかを確認することで、導入後のトラブルを減らしやすくなります。
フィーダーは「装置単体」ではなくシステムで考える
部品供給の自動化では、フィーダーだけを見て選定するのではなく、供給システム全体を考えることが重要です。
例えば、
ホッパ↓フィーダー↓リニアフィーダー↓エスケープ↓次工程
というように、複数の設備を組み合わせることで、ワークの補充から整列、搬送、切り出しまでを自動化できます。
BBFでも、振動ボウルフィーダーだけでなく、リニアフィーダー、ステップフィーダー、遠心フィーダー、ホッパ、エレベーターコンベヤーなど、部品供給に関連する設備を幅広く展開しています。
まとめ
遠心フィーダーは、回転運動を利用してワークを搬送・整列する部品供給装置の一つです。
振動ボウルフィーダーとは仕組みが異なるため、どちらを選ぶかはワークの形状や材質、必要な供給量、傷への配慮、後工程などを総合的に確認することが大切です。
「この部品は遠心フィーダーに向いているのか?」
「振動ボウルフィーダーとどちらが適しているのか?」
といった疑問がある場合には、実際のワークを確認したうえで検討することをおすすめします。
株式会社SYncleでは、BBF正規代理店として、パーツフィーダをはじめとした部品供給装置について、ワークや生産工程に合わせたご提案を行っています。
部品供給の自動化・省人化をご検討の際は、お気軽にご相談ください。



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